「富士山麓にオウム鳴く」
…というわけで、誰に頼まれたわけでもなくヤマハのオリジナルアニメ、マスターオブトルク シーズン2の感想などを書いてみるわけですが。
※一部ネタバレあり
※シーズン1の感想、その1、その2、その3、その4
★
「大変だー!ヤマハが本気になっちゃったぞー!」
また5分ものかな?と思って観たら20分超えになってるし、エンドロールとか曲とか付いてるし、何よりキャラに萌え系地味系揃えてきたし。
これはアレですよ、ブルーレイディスク発売を狙ってきましたよ!(そうか?)
当然ストーリー的に広がりあり。
「こんなバイクアニメはどうだ!」だけではなく、より物語にシフトしてきています。
但し王道展開には変わりなし。
生き別れの(略)とか実は生きていた(略)とか。
前に「攻殻持ってきた」と書きましたが、今回はスタ(略)なのかエヴ(略)なのか、それとも「こ、これは黄金聖衣!」(”ゴールドクロス”とルビ)
いや聖(略)って観たことないんでよく知らないんですけどね。
さて、戯言は別にして、お話の中では主人公がMT-09無印からトレーサーに乗り換えた理由は説明して欲しかったところ。
大人の事情はさておき、運び屋的にはSTREET RALLYのほうが適してるように思えるんですよ。
#なんだろうなぁ、もしかしてトラコン欲しかった?(違)
ママさんがちょくちょく出かけてるのはやっぱあの人に会ってるんだろうなぁ…とか考えたり。この伏線はいつごろ明らかにされますやら。
そして新キャラクターはやりましたねぇ。ベタですねぇ、ガチガチですねぇ。ええ、決して嫌いじゃないですけどね。
正反対(体形含む)設定の姉妹ってのも王道の範囲内。キャラクターの幅(もしくは視聴者の幅)を広げるのには非常に有効、これならMT-07の痛車作製も狙えるはずです。(をい)
あ、でもこの先どちらかがその隠された力を使って歌ったり踊ったりを始めると海外のうるさ方からクレームがつくかもしれないので要注意です。(難)
その他キャラ的には、添え物端役と決め付けてたあのサングラス姉さんがこんなに絡んでくるとわ!が驚きでした。
#「どこから出したそのサングラス!」(お約束)
バイクは相変わらず…というか以前に増してよく動いてます。CGもパワーアップしているみたいでブラウザの表示が追いつかないのも継続中。
ホント、これだけいろいろな角度から映してて不自然さが無いってのは凄いですよ。
ただ、バイクが普通の街中を自然に走るのを見たかった人(例:俺)にはちょい物足りなかったかも。
バヒューンぐりぐりも良いんですが、なんと言うか「バイク乗りになら判る自然な動き」がもっと観たいなと。
この点では前作のほうがはっきり出ていたかと思いますね。今回も人間がバイク降りた後のサスの上下動とかいい味出ていますけど。
あとは、
・軽量トレーサーとはいえその傾きでキープすると左足が攣るぞ。とか
・やっぱりあの手のプロテクタがこの時代の標準なんだろうか?とか
・トリシティがあちこち走り回ってるなー、とか
・抽象画だろうがデッサンだろうがV-Maxのシルエットは見間違えねぇぜ!とか
・「女性にベッドを譲ってお前が床に寝ろ!」と思ったけどちゃんとソファーに寝てるのね、とか
・社長、車のフェンダーミラーには何か拘りあるのかなー、とか
…たっぷりと楽しませて頂きました。
さて、続編は確定としてですが、今回の形式だとこの作品を「普通のアニメ」として見る人も増えることでしょう。
となるとハードルが上がります。画にも動きにも、もちろん脚本・演出にも。
何しろ今の日本の「普通のアニメ」ってグレードが尋常ではないですからね。
その意味でヤマハには今後も「更に」頑張って欲しいなと思っています。
「WEB公開だから・無料動画だから」のエクスキューズが利かなくなっても、むしろそうなればこそ、きちんと物語として完結して欲しいなと思います。ま、あまり心配はしていませんが(笑)
さて、次回はどの辺りまではっきりするのか、それとも更に広がるのか。公開を楽しみに待つとしましょうか。
※え゛エグゼクティブプロデューサー……orz
シーズン1の感想、その1、その2、その3、その4
シーズン2の感想
スピンオフ作品 Four Seasonsの感想
シーズン3の感想
エピローグの感想
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