「10万ペリカは現在の日本円に換算すると約10円とお考えください」(@世界まるごとHOWマッチ)
…というわけで、誰にともなくヤマハのオリジナルアニメ、マスターオブトルクの第4話(最終話)の感想などを書いてみるわけですが。
※一部ネタバレあり
★
さて、さすがは最終話。待ってましたのアクションシーンてんこ盛りでした。
バイクは相変わらず凄い良く動いていてブラウザの表示が間に合わないくらい。(をい)
そして何度も書いてるとおり、オートバイに実際に乗っている人間が見ても「動きにさほどの不自然さは感じられない」んですよね。これ、結構大変なことだと思いますよ。
工事中の首都高を使ってというのは予想通り。
なんか簡単に入れてしまったので工事関係者にはあとできついお仕置きがあるに違いありません。入り口で封鎖フェンス蹴飛ばすくらいのシーンがあっても面白かったかも……とか書いてから見直したら、なんと、ちゃんとフェンス蹴飛ばしてるじゃないですか!
いや~、マジ見逃してましたよ。ええ、動きが早すぎてブラウザの表示が(略)
個人的にツボだったのは石飛ばし。
あれ、マッキーナ【違】の性能表現というより、マトリクスあたりへのオマージュだと勝手に妄想させてもらってます。
だからどうせなら上半身を仰け反って避けてくれれば…(←マシン関係なくなっちゃうし)
ザコキャラ(をい)使っての、例のシステムの未完成さ(というか未確定情報の処理に弱い?)の表現は判りやすかったと思うんですが、UI的にはエラー表示で視界が塞がれちゃうのはいかがなものかとか、つい余計なこと考えてしまいます。
そして主人公~敵役のやりとりも、最初は「走ってるバイク間で会話なんて無茶演出かよ!」と思ったんですが、よくよく見ると互いに勝手に言い合ってるだけにもみえるんですよね。
なのでこれまたこっちだと勝手に解釈させていただきました。
そうそう、H鋼は滑るんでしょうねぇ…ええ、サーキットの濡れたピットの床以上にねぇ…(謎)
リミッターを開放すると赤くなるのは全世界共通のお約束なので問題なし。
開放用のアレは梵字でしょうか。「マ」かな?
だとすれば、マッキーナ(しつこい)の頭文字Dなのか、はたまた「オン・マリシエイ・ソワカ」とかなんかそんなの辺りからか。
ちょいWEB調べたら「誰も見ることも捕らえることもできない」とか出てきて「おお」と思ったんですけどね。
「電源喪失自立停止モード」ってのはレスキュー用でしょうから外側から読める向きでいいんでしょう。
徐行・停止しても倒れないのはこのおかげかな?
表示といえばですが、全体的にフォントがやけに中国語簡体字っぽいのが気になりました。
敵役会社=あちらの会社的な表現ありましたっけ?
個人的にはエヴァ的明朝体曲がり文字とかでバッキンバッキン(?)やっても良かったなと思います。
#そういえばシドニアの東亜重工文字は簡体字っぽかったな…
…え~、コホン、
「MT-09のリアサス交換を考えてる皆さ~ん!車体はフライホイールカバーで保持しても大丈夫っぽいですよ~!」(無責任発言)
このシーン、見た瞬間に「そこはヘリじゃなく双発のチルトローター機だろう!」って叫んじゃったんですが、民間企業には厳しいだろうし、何より今は時期的に微妙ですね。(オスプレイ的な意味で)
そしてあのメカニック的胸開きお姉さん!3話の時に触れようと思ってて忘れてたんですよ!
端役で微エロで敵役へのフォロー的立ち位置となれば、ハリウッド映画だったらアジア系切れ長目、もしくはアフリカ系筋肉質お姉さんの役どころ。
そしてクライマックスシーンのちょっと前に敵役をかばって犠牲になるのがお約束です!
※「誰が死ぬんだこの漫画で」((c)ゆうきまさみ)
……とかまぁ、あら捜ししてるばかりに見えますが、実際は充分に楽しませて頂きました、はい。
あ、ここではできるだけ余計な情報(解説とか他の人のレビューとか)を入れずに感想書いていますので、もしかするととんでもない勘違いがあるかもしれません。
その時にはご容赦のうえ「あいつあんな勘違いしやがって」と笑ってやってください。
さて、当初心配していた「バイクメーカーが作ったアニメでのバイクアクション」ですが、なかなか良いところに収まってくれた気がします。
過度に誇張せず、それでいてよく動いてくれて。
それでも「メーカーが暴走行為を助長するとは!」とか莫迦な事言う奴はいるでしょうね。
ま、そういう輩には「現実と創作の区別がつかない人は犯罪に走りやすいって言いますよ」って耳元で呟いてやればいいんですけれど。
4話観終った総括としては、最初と同じになっちゃいますが「ヤマハよくやった」と言いたいです。
ま、ホントの本当言わせてもらうと「SF(少しふしぎ)やるならもう少し時代設定を未来にすればもっと自由に…」とも思うんですが、そうするとMT-09、MT-07である意味がなくなっちゃいますからね。
「…にしても、せっかく広げた伏線の回収は?」と思ったら、冬には続編、シーズン2があるんだとか。
いやぁ良かった良かった、これで「何故主人公が(正体も知られていないのに)追われるることになったのか?」な根本的疑問も解消されるというものです。(よね?)
続編は初めから決まっていたのか、はたまたこのシリーズの評判が良かったからなのか。
ま、見る側からすればどちらでもいいんですけれど。
エピローグでの写真シーンを見るにシーズン2のネタには困らなさそう。
そしてお姉さん多数なので期待大です。
こちらも楽しみに待つとしましょうか。
#あ、でも現時間軸では既におばさ(略
#結局VMAX1700は出てこなかったなぁ……
あとジェネシスカフェのカウンターに置いてあった100円入れると占いの紙が出てくる球形のグッズ、懐かしいなぁ…(←昭和)
シーズン1の感想、その1、その2、その3、その4
シーズン2の感想
スピンオフ作品 Four Seasonsの感想
シーズン3の感想
エピローグの感想
コメント
映像と設定はこっているのに、物語が駄目なのがマスターオブトルクだ。
大体、「ゼブラ」の正体を知りたければ、ナンバー調べて陸運局に行けば良いし、「プロアスリートの能力を再現する」スーツが「ゼブラ」に負けるのも変。
どうせなら仮面ライダーみたいに、
「うっかり会社の機密に触れた駄目サラリーマンが、スーツの力とバイクのお陰で逃げ切る」
みたいなストーリーがよかった。単純だから。
何か名前を書いてくださいよさん:
私が言うのも変ですが(笑)「それすらも楽しむのさ我々ライダーは」ではどうでしょう?
そうしなかった・できなかった理由は何か?を勝手に妄想するのも面白いかなと。
「地道に調査活動する悪(じゃないけど)の組織」って演出も渋くて俺は好きですけどね(笑)
そしてなんとなくですが、2ndシーズンはストーリーにも力を入れてきた感じがします。
どの辺りに着地するのか・できるのか?は今後のお楽しみですね。