【偶には四輪】シリコン・シリコーン洗車、良いところと悪いところと【今更】

四輪車のシリコン(シリコーン)洗車については既にWEB上に沢山サイトがあるし、俺自身も以前本館の方に書いた事があるんですけどね。

表面保護・シリコーンオイル検証記|備品・用品・エトセトラ

なんやかんやで3年続けているし、もう一度まとめておこうかと思いまして。

※ここでの「シリコン・シリコーン洗車」は、車の水洗い後、車用ワックスの代わりにシリコン・シリコーン剤を塗布する洗車方法を言います。

んで、まず前提にしたいのは、対象となるうちの四輪車は通勤メインの実用車であることです。

地方住まいの方ならご存じのとおり、田舎で四輪は生活必需品。
通勤はもちろん、買い物、送り迎え、荷物運び、etcetc……
とにかく車がないと始まらない、普通の生活がおくれない。
※だからお年寄りもなかなか免許返納できなくて……なんて話はまた別にでも。

つまり、原則毎日使う。
使えば汚れる。
汚れれば洗いたくはなるけれど、毎日洗う暇はないし、そんな手間はかけられない。

だから洗車は「どれくらい綺麗になるか」より「適度な綺麗さがどれくらい続くか」の方が重要になります。

100点はいらない、60点でいい。

ピカピカではないけれど、外観が汚くは見えない。仕事先の駐車場においても失礼にあたらない。他の車に見劣りもしない。

このレベルで充分。そしてこのレベルが長く続くってのが大事なわけです。

この点、都会の「車を使うのは週末のみ、それ以外はガレージで・カバーをかけて保管」な方々とは目的が違う事ご承知おきください。

あ、もちろん、田舎でも(むしろ田舎だからこそかも?)毎日100点を目指すピカピカ層もいらっしゃいますよ。
ええ、毎週末に洗車場で半日過ごす大きなミニバンな方々とかね。

で、そんな「長く60点が続く」を目指す人間(=俺)にとって、シリコーン洗車ってのはほぼベストマッチなわけですよ。

後に書きますが、とにかく手間がかからなくて楽。

適当に洗えて、それでいてそこそこ綺麗に見えて、汚れも付きにくい・付いた汚れが目立たない。
しかもその状態が長く続く。

内緒の話ですが、俺が車をきちんと洗車したのって、2022年は4回だけですからね。
※雪道走行後の下回り洗浄を除く。

四半期に一度の洗車でも、そんなに汚れてるようには見えないってのは凄い事だと思います。

洗車準備品

・信越シリコーンのKF-96-50cs(1L)

・ウエス(ペーパーウエス)

 

・霧吹きスプレー、スポンジ

シリコーン洗車

シリコーンは、3年間で使ったのが1.5缶分。節約せず気楽に塗ってるわりに持つ印象。

 

洗車方法(塗布前作業)

以前は「洗車機→軽く水気を取る」だったけれど、今は「ホースで手洗い→乾いてから」に変っている。

これは(目立たないにせよ)付いている汚れが多いので、洗車機かけても結局は手洗いも必要になる、というところから。

 

塗布

霧吹きでシリコンを吹き、スポンジで伸ばすだけ。

以前はペーパーウエスだったけれどスポンジの方が楽。使うシリコンは増えるけれどお手軽に塗れる。

スポンジが汚れていると傷がつくので注意。年4回だから毎回100均で買ってきても良いくらい。

シリコーン洗車

 

ふき取り

「乾かす」の概念がないので、塗布後さっさとふき取り作業に入れる。

ペーパーウエスでふき取るけれど、あまりケチらない方が楽。

綺麗にふき取る必要はない。タレない、ベタつかない程度までで充分(ガラスを除く:後述)

 

作業時間

うちのはそこそこ大きなセダンだけれど、実作業は1時間以内。プラス水洗いの乾燥時間。

「シリコンを塗る」だけであれば10分でOK

メリット

一番の利点は、塗装面、メッキ面、樹脂、プラスチック、ガラス、鏡面、車のすべての場所に塗れること。
「あそこはOK、ここはダメ」が無いのでごく気楽に塗れる・伸ばせる。

車用ワックス同様、小傷が消えること。

樹脂がツヤツヤになること。特に黒樹脂部分のツヤツヤ感は素敵(はぁと)

意外なところでは、雨の日のワイパーのハケがいいこと。
また、撥水剤コーティングのようにワイパー動作面外のガラスが白くなったりしない。ウインドウォッシャー液も普通のものでOK。

汚れが付きにくい。そして雨に当たると汚れが落ちる?(気がする)

 

デメリット

注意点としては、
・ツヤは専用ワックスにはかなわない、先のとおり60点。
・洗車直後、なぜか蟲が寄ってくる・張り付く。何か蟲を呼ぶ匂いでもするのだろうか?
・どこもかしこもツルツル滑る。ドアハンドル注意。
・シリコンに汚れ落としの機能はない。気になる汚れは別の方法で落とす必要あり。
・ガラスの見た目注意。他は適当でいいけれど、ガラスだけはちゃんと拭きとったほうが良い。
・ガラス内側に付くと後々面倒(かも)

……というわけで、繰り返しになりますが、今のところ俺にぴったり合った洗車方法と言えるわけです。

俺的メリット多数、気になるデメリットなし。なので当分このまま続けることになるでしょうね。

※言うまでもなく、シリコーンは車のコーティング剤ではありません。使用は自己責任ということで。

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