【偶には四輪】スタッドレスタイヤとホイールとナットと

でまぁ、今北陸の日本海側とか大変な大雪になってるじゃないですか。

我が栃木県の雪は……北＆西の方にはそこそこ降ってますが、幸いなことに宇都宮をはじめとする中心部はまだまだ大丈夫。
とはいえ、冬にはスタッドレスタイヤに交換しておくのがこの地域でもデフォルトなわけですよ。

 

今年四輪車を換えた俺。

よせばいいのに（？）これまでの車よりタイヤがインチアップ。使ってたスタッドレスタイヤ＋ホイールが使えなくなりました。

車に乗ってる方ならご存じのとおり、ホイールサイズが1インチ程度大きくなっても使えなくなるとは限らない。

インチアップした分が扁平率でフォローできればタイヤ外径はさほど変わらずに済む。あとは耐荷重が許容範囲かと内側にブレーキキャリパーが収まるかどうか。

俺もどうするかよくよく考えたんですが、今回はすぱっと換えてやることにしました。

 

余談気味＆今更ですが、ホイールを買う時の注意点で一番代表的＆見た目で判るのは、ナット用の穴の数とPCD（穴の中心を結ぶ円の直径）

中間排気量の乗用車に限って言えば、ホンダだと4穴100が多くてトヨタだとほぼ5穴114.3。
まぁこれは昭和的知識なんで今は変わっているはずです。

そしてオフセット量。これも昭和的知識で今はプラスセットって言われてます。

ホイールの幅の中心と、ホイールの取り付け面がどれくらいズレてるかの数値で、ぶっちゃけて言うと「数値が小さい程ホイールが外側に付く＝格好良い」

そして「純正オフセットが＋45だから同サイズで+35買えば10mm外に出てフェンダーと面一だぜ！」とかやって、走ってフェンダーがタイヤに刺さって泣いたりするわけですよ。

これにホイールの幅（6Jとか7Jとか）が関わってくる。もちろん取り付けるタイヤの幅(205mmとか225ｍｍとか）や扁平率(55とか45とか)もね。

そしてそして、ホイール変更というか、市販ホイールへの交換で忘れちゃいけないのがナットのこと。

いえ、交換すると大抵使えなくなるんですよ、純正ナットが。

 

もちろん、車体のハブから生えてるボルトに変わりはないので、ナット側のサイズ（M10とかM12とか）やネジピッチ（P1.5とかP1.25とか）は大丈夫。

違うのがホイール側の座面の形。
これが純正と違っていたりする。加えて穴の大きさも微妙に違っていたりする。

※座面の形

だから純正のナットだと締めきれない事が多い。締めても落ち着かない、遊びが出る。

これは多分、市販ホイールメーカーが「できるだけ多くの車に適合できるよう」作っているからでしょう。特定のメーカーに合わせてしまうと市場が小さくなっちゃいますからね。

なので、ちゃんとしたショップでホイールを買うと「ナットはお持ちですか？」って聞かれる事が多いわけです。
もちろん、持ってなければ一緒に買うべきです。

 

さて、で、ここからが本題。

いえね、面倒なんですよ。この市販ホイールを市販ナットで締めるって作業がねぇ。

 

先のとおり、互いにどんな車種にも合うよう若干余裕のあるサイズで座面も汎用的。
だから純正以上に気を使ってきっちりと締める必要がある。でないと走行中のホイールバランスが崩れるし、何より緩むと大変に危ない。

ホイールナットを締める時、対角線上の位置に均一に締めるってのはまぁ常識ですが、実際にそれを十字レンチでやると面倒くさい。

タイヤに加重のかかっていない、車体を浮かせた状態で締めないと均一にならないし、浮いた状態だとレンチが使いにくい。
インパクトレンチでタカタカできるならまた別でしょうけどね。

 

俺はタイヤ自体を叩いて遊びをとりながら、加えて駆動輪以外は回しながら順に締めるようにしています。

そして一旦タイヤが軽く接地する（タイヤが回らない）まで車体を下げてから締め直し。
その後また上げてチェックして、降ろして再度本締め、ってのをホイール４本やってるわけですよ。

これがもう面倒でねぇ……
まぁでもここで手を抜くと、高速道路で変な振動が出たりとか、何より自分が安心できないんですけど。

 

とまぁそんなわけで、今回のスタッドレスタイヤ用は同クラス同メーカー同サイズの中古純正ホイールを購入しました。

※当然タイヤも中古品です（製造年確認済）

純正ホイール同士ならナットを換える必要がない＆相性良しなので、これまでに比べれば交換時の手間がぐっと減ることでしょう。

本当は、雪の降る地方の的には、あるいはちょい車好き的には「初めての冬に格好良いホイール買って夏タイヤ入れて、純正ホイールをスタッドレス用にする」ってのがこれまたデフォルトなんですけどねぇ（笑）