※「怪」は「あやかし」と読んで下さい
でまぁ、偶には四輪の話もいいんじゃないかと思いまして。怪しい話が似合う季節にもなってきましたしね。
俺は会社まで自家用車で通勤しています。
使っているのはオンボロセダン。それはもう年代物で友人連中から前世紀の遺物として畏れられていたりとか。
それでも今のところエンジンは調子良し。馬力はサスペンション同様抜けきってますが、街中を走るには充分といえるでしょう。
まぁ調子が良いとはいえ、走行距離からして何時突然停まっても不思議じゃないのでヒヤヒヤしながら運転してるんですけどね。
※画像はイメージです(イメージ?)
で、そんな通勤路。少し前にいろいろあって使う道が変わりました。
そしてその途中で、どうにも納得できない現象が起こるわけです。
片側1車線のごく普通の田舎道。
やや急な下り坂を降りると道は一旦平坦に。その後ごく緩くまた下っていく。
そんな道を走っていくんですが、オートマのギアが変な動きをする。
先のとおり年代物の車なので、ギアは古式ゆかしい4速オートマ(OD込み)
ドライブモードに突っ込んでいると、やや急な下り坂をOD4速で降りて、平坦でちょい踏み込んで3速になる。
しばらくクルーズしてその先は緩い下り坂。トルクが不要になるのでこの辺りで自動的にシフトアップするはず……が、しない。ずっと3速のまま。
高い回転数のまま走り続ける。
そのまま緩い下りを降りきって、また平坦になったあたりでやっと4速へシフトアップ。
妙なんですよ。このズレに尻がムズムズするんですよ。乗り手の意識的にははるか手前でシフトアップなんですよ。
もちろん、途中で「意識的にアクセル抜いて」やれば4速には上がるんですけどね。
この車にはずいぶん長い事乗っているので、Dモードでのシフトアップ・ダウンのタイミングはほぼ体が覚えています。
マニュアル的に操作したい時も、アクセルの加減で結構思う通りにシフトできたりとか。
仕事で遊びでと結構な距離を走ってますが、他の場所でこの手の違和感を覚えた記憶はなし。
でもねぇ、この坂だけはなんか変なんですよねぇ。
あまりに意識と食い違うので、「もしかして目の錯覚で、本当はここは下りじゃなく上り坂なんじゃ無いか?」とまで考えました。
そうであればギアの動きは納得できますからね。
そしてわざわざ自転車で走ってみたりとか。人力で動かす自転車なら僅かの上り下りを敏感に感じ取れます。
ええ、もちろん見た目通りの緩い下り坂で、実に快適に走れましたよ。
……とまぁ、今に至るも原因は不明。
通勤路なので毎日通るんですが、見事に毎日この状況。
昨日も「変だよなぁ……」って首捻りながら通勤してました。
これはやっぱあれですかね、物の怪の類ですかね?
「妖怪3速キープ小僧」とか「OD止め入道」とか
有名な峠道だとダウンヒルには魔物が棲むって聞きますからねぇ……
※途中にお地蔵さんがあった気がするので今度拝みに行ってみましょう。
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