でまぁ、今後発売される(であろう)新型カタナ。
スズキ好きでもある俺が見逃すはずもなく、これまでも何度かBLOGに書いてきまして。
そして今回、東京モーターサイクルショー2019で実車を見ることができて、しかも先代カタナと見比べられて。
あらためて感じる事が多々あったんですね。
まず、誤解を恐れずいの一番に書かなきゃいけないのはこれ、「オーラは無い」
#新型ファンから総スカン食いそうだけど……
新型KATANA、格好良いです。フォローではなく(をい)本当にそう思います。
何度も書いているようにスタイルはばっちり俺好み。
前かがみで重厚なフロントと薄くて短いシートカウル。スイングアームマウントのフェンダーのおかげでロンスイに見えるテール回り。
ハンドルはまぁアレですが、そんな細かいところは後でどうにでもってのも以前書きました。
大切なのはトータルデザイン。メーカーにしかできない車両全体の造形の方ですからね。
その点新型は綺麗にまとまっている。多少「ここはGSX-Sママじゃなくもう少し……」と思うところもありますが、上手く仕上げてあるのは間違いなしです。
でもね……
パッと見た時に「うわ~なんじゃこりゃ凄ぇ~!!!」って驚きが無かったんですよ。
「よくできてるな、格好良いな」とは思ったもののそこでSTOP。
なのでモーターサイクルショー会場での観察時間もほどほどで。
いつもなら興味ある新型車はナメ回すように見る俺なんですけどね。
対してまぁ、さりげなく隣に飾られてたカタナファイナルエディションの神々(禍々)しさといったら……
伝説的に語られる事の多いこの先代カタナ。でも俺には特別の思い入れは無いんです。
発表直後の驚きは別として、走り・性能が突出していたわけでなし、レースで成績上げたわけでもなし、特に憧れていたということはなく。
友人には1人いましたけどね「俺は将来絶対カタナに乗るんだ!」と宣言していた奴が。
※そいつは10年以上後に750カタナを買いました。
そんなノンポリな(?)俺でも、こうして改めて見る先代カタナのオーラ・存在感は圧倒的なわけです。
対して新型の方への感想は、「格好良い新型車」
どうしてですかね?最新鋭のデザインだし、中身が劣ってるわけじゃないし、走れば間違いなく先代より速いんですけどね。
この辺りが「ブランド力」って奴なのかなぁ?普通はプラスに働くものですが、名前が大きすぎると逆効果になってしまうという。
※先代シリーズで言うと、リトラクラブルヘッドライトの3型(4型?)通称パカタナとかもよくできてるのに鬼子扱いでした。
そういえば10年前、VMAX1700の実車を初めて見た時のレポートで「スーパーモデルの嫁をもらったので家政婦を雇う」とか書いた覚えがあります。
そして「うちにはセローがあるからで大丈夫」とも。
この伝でいくと、新型カタナは「可愛い奥さん」かも。
愛嬌があって、良く働いて、料理も上手。
ごく普通に幸せに暮らしていける伴侶。
意外と……といっては失礼でしょうが、新型カタナは気張らず長く乗るのに良いバイクなのかもしれません。(気張らず乗るのに良い≠気張っては乗れない)
今、俺がもし「先代と新型、どちらかのカタナを差し上げましょう」って言われたら絶対新型を選びますね。
だって先代カタナは極めつけの悪女だもの(をい)
さーて、新型KATANAが実際に日本で発売されたら、市場からはどんな反響があるのかな?
それも発売直後じゃなく、一通り落ち着いた1年くらい後にどうなっているか。
俺的にとても興味あるところです。
コメント