ホント、「21世紀になってずいぶん経つのにどうしてバイクはハンドルの高さ一つ簡単に変えられないんだ!」って噴飯やるかたないんですけどね。
「バイクを買ったらまず最初にすべきこと」なんてのをちょい(かなり?)前にBLOGに書いていて
この思いは今でも変わっていません。
言い換えれば、これ書いてから何一つ変わっていない。相変わらず調整できる範囲が狭すぎる。
先の記事の繰り返しになっちゃいますが、人のライディングポジションはそれぞれ違うわけです。
だからバイクを買ったら、まず自分のポジションに(できる範囲で)合わせ必要がある。
純正で調整機構が無くて、どうしても合わないと思ったらパーツ(ハンドルとかステップとか)を交換するしかない。
でも、同じ人間でも、かっちり決めたい時(?)とゆっくり流したい時があるじゃないですか。
交換式だとこれには対応できない。
四輪車ならシートレバー1つ、チルトレバー1つでできるのにですよ。
「まぁバイクはハンドルで全高・全幅決まっちゃうから法律的にね」
こうしたり顔で語ってから、よくよく考えるとこれも逆なんじゃ?とか思うわけですよ。
「二輪車はハンドルでサイズが決まる」のであれば、「だからハンドルが調整できない」じゃなく、「だからサイズの許容範囲を広げるべき」なんじゃないでしょうか。
※今は40mmでしたっけ?→許容範囲
車幅が広がると周囲への影響が大きい4輪は仕方ありませんが、バイクの高さや幅なんて例え200mm変わったって大して影響ありませんって。
※それに今だってデカいサイドケース付けたアドベンの幅なんて……ゴニョゴニョ
ちなみに今の法範囲で、スクリーンのステー(もしくはメーターカバー的な部分)をハンドルより高い位置にしちゃって、認可時に「全高はここで測ります!」ってのはダメなんでしょうか?
これならハンドルの高さがフリーにできるのでは?とか素人考えしちゃうんですけどね。(さて)
ハンドルに関しては、隼をバーハンドルにした時に感じたんですが、ハンドル全体を上げなくとも、バーエンドがフラットな位置にくるだけで凄い楽なポジションになるんですよ。
これ、パイプハンならハンドルを回すだけでOKなんですよね。まぁレバー、ミラーの調整は必要になりますけど。
そしてセパハンタイプなら、ミラー・レバー込みで上下動させられる仕組みにできるはずなんです。
ポジション的にもう一つ重要なシートも同様で。
こちらは法律が関係ない(はず)のにどうして変更できないの?と思っていて。
一部BMWとかアドベンチャー系で調整が効くのはありますが、他はせいぜいハイシートとローシートを交換するくらい。
乗り心地とか荷重移動とかを考えたハイシートが必要な場合があるのはわかるとして、基本としてはスポンジ最小限のぎりぎりローシート、これに高さ調整機構付きであるべきでは?なんて思います。
何かに特化した本格派ならともかく、最近流行りの汎用性も狙ったバイクであれば尚更ね。
「うわっ、シート低い!」なら足つきがおぼつかない人も安心して乗れる。
「これじゃ低すぎるよ」な人は調整して上げられる。
「長距離の乗り心地が」なり「運動性・操作性が」な人はゲルザブなりシート盛り(交換)なりが自分でできる。
この方がより多くの人が楽しく乗れるじゃないですか。
規制規制で馬力が削られている昨今、現在、「万人のポジションに合う(結果的に)乗りやすいバイク!」ってのは営業的にも需要があると思うんですよねぇ。
ええ、例えばセローを見ているとね。
※ま、セローには本格派の一面もあるけどね(フォロー)
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