バイクを買ったらまず最初にすべきこと

…とか、あえて大上段に構えてみましたが（笑）

この前某所にて「バイク買ったら最初にどこ弄る？」なんて話になりまして。

んで「そりゃポジション合わせからでしょ」って答えたんですけどね。

 

経験ある人にとっては常識だと思いますが、バイクが納車になってまずやるのはブレーキ・クラッチのレバー位置調整です。もちろん上下加減と遠い近いの両方を。

次にチェンジペダル、できるならブレーキペダル。

そしてもちろんバックミラー。ちょい凝る人ならスロットルの遊び調整。

これだけ合わせて初めて「さてんじゃ行ってみようか」って事になります。

ある程度乗り込んだら必要に応じてハンドル調整・変更。一緒にスイッチボックス調整。

オフ車ならサスのサグ出しってのもあるかもしれません。シートもやっつけたいところですがこれは対費用効果次第ですね。

 

二輪車の場合、乗車ポジションの影響って非常に大きいものです。

ほんのちょっとした調整だけで印象が大きく変わったりします。

（一部を除き）費用はかからないし、積極的に変えればいいと思うんですけど、ストックのまま乗ってる人って思っている以上に多いんですよね。

これには理由がいくつか考えられます。

一つは「簡単には調整できない」ということ。

レバー一つ（あるいは電動）で調整できる四輪車と違い、二輪のそれには多少の工具が必要です。

慣れている人には何てことない作業でも、初心者の人には敷居が高く感じられるでしょう。

もう一つは「何が良いのか・どうすれば良いのかわからない」ということ。

単純に自分が楽と思うポジションにしてしまっていいのかどうかわからない。機能的に悪くなってしまわない

か心配だ。…なんてことです。

これらは確かにバイクの整備に興味のない人にとっては難しいことです。

経験者と相談しながらやるしか……というかこれ、本来は売ったバイク屋さんがきちんとみてあげるべきなんですよね。

あ、余談ですが、今「初心者の人がバイクを買ったとき、納車の際バイク屋さんがその人に合わせてきちんとレバー・ペダル位置を合わせてあげる」ってのはどのくらい実施されているんでしょう？

いや、俺の場合「ちょっと工具貸してもらっていいですか…」ってこちらから言い出す事ばかりでして…

 

閑話休題

 

で、バイクメーカーには、是非調整できる範囲を広げて欲しいです。

四輪車と違い、二輪車はハンドル＝全幅・全高に関連してくるので簡単に変更できてしまってはまずいというのは重々承知しています。

また、中途半端に弄られ（固定され）てしまい走行中に緩むと即事故に繋がるというのも判ります。

ですがその上で、ハンドル高さ（角度・絞り）を調整できる仕組みとか、固定方法を業界共通にするとか、スイッチボックスの固定はポッチでない方法はないのかとか、ステップとペダルを一体で動かせるとか、シートが何段階かに動かせるとか、そんな事が出来たら凄い嬉しいんですよね。

最近では「スクリーンの上下が設定できる」なんてのがスタンダードになりつつあります。

これがもっともっと広がると良いのですけれど。

※ま、スクリーンは車両規定外の部分なので簡単なんでしょうね。

バイクって、乗りやすく（乗り出しやすく）ないと出かける機会が減るものです。

自分の好きなバイクを自分の体型・使用法にびしっと合ったポジションにできるようになれば、バイク人口の増加を多少は後押しできるような気がしないでもないんですけどね（笑）

※画像は本文とまったく関係なし。でもいろいろ矛盾ある看板だよなぁ（笑）
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