※タイトルは検索用です(をい)
でまぁ、今回東京モーターサイクルショウへ出かけた理由はいくつかあるんですが、一番気になっていたのがホンダの隠し玉、コンセプトモデルじゃなく「発売予定」のNM4
とりあえずこれの感想なんぞを。
ええ、なにしろ大友克洋のAKIRAを全部初版で持っていて、2003年にスズキがGストライダー展示した時「200万なら買うぅ~」と騒いだ俺ですからね。
結論から言うと「意外に悪くない」です。
画像で見るとちょい胡散臭い(?)ですが、実物はいたってマトモ。
跨った感じ(そう、跨らせてくれました)は大型スクーター的で、リアシート兼用の背もたれも結構効きます。
ビグスクというか、アメリカン車(それもカスタムされた)のポジションに近いかも。
俺的には、ここまでやったのならハンドルもう10cm下げてシートをバケットタイプにしてくれれば…とも思いますけど。
シート上からの視界も普通。あんなところに付いたバックミラーも見やすくて、このあたりはさすが天下のホンダ。
メーターもシンプル。色を自在に変えられるとかはまぁオマケ機能ということで。
前後しますが、外観のインパクトはさすがです。
何しろこの造形だし、LEDはピカピカしているし。
どのくらい凄かったかというと、その後見たMVアグスタのドラッグスターが地味に見えたくらい。
ホントこのフロントカウル(?)よく作ったなぁと思いますね。素直に「ホンダ凄ぇ」と思います。
真横から見ると足回りが今ひとつピンとこないんですが、人間視点(つまりやや上)からみると目立たないのは狙ったのかどうか。
同時にせっかくの200リアタイヤもそれほどアピールされず。ま、他が目立ちすぎますから。
コンポーネンツ的にはインテグラベースなんでしょうか?
オートバイとしては重量と操作性が気になりますけど、そもそもこのバイクに走りは期待しちゃダメ。
このジャンルはソレを狙ってないでしょうし、求められてもいないと思います。
展示されていたのはスタンダードの黒と上位(ツーリング?)バージョンの白。
そして圧倒的に白の勝ち。多分ですが、そもそもこちらのイメージでスタイリングされた気がします。
予定価格は黒が100万円とのこと。俺予想ですが、白は+20万円くらいかな?
スタンダードを安くしておいて豪華バージョンで稼ぐというのはよくあるパターンでしょう。
コンセプトだったGストライダーと質感を比べるのは可哀相として、この排気量(750?)と価格を考えるとかなり頑張っていると思います。
売れれば将来更なる派生豪華バージョンが、とかもあるのかな?
さて、んで、これ誰が買うんだ?ってことなんですけど。
DN-01の購入層の下の年代を狙ってるとは思います。
「30代男性一児のパパ漫画好き」辺りには間違いなくウケるでしょう。
「よ~しパパ凄いの買っちゃうぞ~」的な。
クールジャパン(旧)を出すまでもなく、今は昔のように「大人になって漫画・アニメが好きなんて!」とか顔をしかめられることはありません。
こういう突拍子も無いバイク(をい)が普通に日常に入り込める環境は既に出来ているのかも。
まぁ多分近所の奥様達には「あそこの旦那さんがガンダムみたいなバイク買って…」とかは言われるでしょうけどね。
面積が大きいので痛車のベースとしてもかなり優秀なはず。
そしてカスタムの汎用性も高そう。きっと改造屋さんはてぐすね引いて待ち構えていることでしょう。
そして海外の反応も気になりますね。
※そういえばコレ、海外販売はするんだろうか?
で、NC700が出たときにも書いた気がしますが、こういうバイクが出てくるのは俺は大歓迎です。
メインストリームにはならないでしょう(なったらそれはそれで困る)けど、バイク&ライダーの幅が広がるのは嬉しい限り。
そしてこのNM4は「こういうバイクを出してもいいんだ」という試金石になるかもしれません。
なので個人的には売れて欲しいですね、ええ、爆発的にじゃなくホドホドに。
※これ、白バイ化してマラソンの先導とかしたらウケるだろうなぁ…
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