【俺的ライド】レバー握りは2本掛けか3本掛けか

んでまぁ、例によって一旦BLOGに書いてから後で本館へまとめようかと思ってるネタがいくつかあるんですけどね。

例えばこれ、ブレーキ・クラッチレバーの握り方、指のかけ方

免許を取る時教習所で習う事と実際のライディングで違う事は多々あるんですが、一番メジャーなのがこの「レバーを指何本で握る・引くのか」

教習所では4本掛けで教わる(はず)です。でも実際に街中で4本かけている人は少数派。

多数派は2本掛けでしょう。人差し指と中指で引くパターン。
ライディング技術論的なノウハウ本でも大抵これを勧めてます。

レバー2本がけ※2本掛け例

 

もう一つは3本掛け

中指と薬指、これに加えて気休めで(?)小指も掛けて引くパターン。後述しますが俺もこの握り方です。

レバー3本かけ※3本掛け例

 

前者の2本掛けが勧められる大きな理由としては、「グリップを親指の付け根と小指の根本で対角線的に握れる」という点。

支点の間隔が広いので、グリップを軽く・しっかり握ることができる。
野球のバットとか剣道の竹刀とか、ハンマー(トンカチ)を持つ時をイメージすると判りやすいでしょう。

結果、ハンドルの抑えが効き、スロットルの微調整もやりやすいという訳です。

 

3本掛けの場合、スロットルは親指と人差し指で操作します。

スロットル調整のし易さとしては2本がけに劣るものの、こちらの主たるメリットは「レバー操作に力が入れられる」

レバーの外側を握る事になるので梃の原理が効く。より軽くレバーを引くことができます。

当初2本掛けだった俺が3本掛けに変えたのも実はこれが理由。
サーキットを走っている頃、走行枠25分(実質20分)間、握力が持たなかったんですね。

手の疲れが原因で後半になるほどタイムがダメダメに。
当時のレプリカ車はクラッチもブレーキも重かったので……というよりは、今考えると単に余計な力を入れすぎていたんでしょう。
それでも3本掛けにしたことでなんとか持たせられるようになりました。

そして3本掛けにして気づいた思わぬメリットは、肘が開きやすいという点。

’80年代はいざしらず、令和の現代では「肘(腕)は丸く開いて自由度を高める」というのがライディングの定説になっています。
2本掛けに比べると3本掛けはこれがやり易い(ような気がする)特にオフロードでは楽ですね。

デメリットは、ショートレバーが使えないという事。

これまたオフ車では定番のショートレバー。
操作性とか対転倒時とかいろいろ便利なショートレバーは2本で握ることが前提。3本じゃ握れないんですよ……

 

……とまぁ、いろいろ書きはしたものの、レバーへの指の掛け方が決められているわけではありません。
自分が使いやすいと思う握り方にするのが一番、これは間違いないところです。

その上で「これからバイク乗るぞ!」って人にお勧めするとすれば、やっぱ定番の2本がけですかね。
上で書いた通りメリットも多いし、定番になっているのはそれなりの理由があるわけですから。

そして実際に走ってみて、握力に不安を感じたら3本を試してみれば良いわけです。

4本掛けは……あまり使う機会は無いかな?

んでも本当にガタガタに疲れた時とか、分厚いオーバーグローブをしている時とか、操作性犠牲にしても楽したい時には俺も使いますよ。

レバー4本かけ※4本掛け例

 

さて、最後に余談ではありますが、何本掛けであっても、街中では常にレバーに1本指を掛けておくことをお勧めします。

いざという時の咄嗟の反応が早くなります。

掛けていた指でレバーの遊びを取っている間に他の指を掛け、本格的にブレーキ(もしくはクラッチ)をかける、が一連の動作になります。

ホント、何時何が起こるかわからない一般道ではこれをお勧めします。

俺も常に中指をかけるようにしていますね。

レバーに指掛け※セローなら他の指を掛けなくても引けますし

 

 

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