バイク業界が賑わう事とバイクショップの盛衰と

懲りもせずまた大上段なタイトルにしちゃったんですけどね。

 

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「金が無いから(使いたくないから)通販・個人売買で安くバイク・パーツを手に入れて自分で弄る」からの、「手に負えなくてショップに頼む」「断られる・より費用がかかる・手放す」

これはお約束みたいなもの。安物買いの典型とされてきたわけです。

ここに「Youtube」ってのが出てきた。

メンテやらパーツ取り付けやら、動画で見られるから自分でできるかどうかの判断がつく。もしくはこれまでできなかった事ができるようになる。昔の「バイクに詳しい先輩」よりよほど頼りになる。

<余談>
動画があるなら今後はうちみたいなWEBのメンテサイトはいらなくなるんじゃ?という気がしないでもなく。まぁテキストにはテキストなりの良さがあると信じてますけど。

 

この結果、ショップに修理・パーツ取り付けを頼む人が減ったなんて噂がある。
そのせいでショップ自体が減ってしまう(減っている?)から大変だ!なんて話しもある。

今更これはどうなんだろう?と思うわけです。
だってこれまで、「自社で売ったバイクしか修理しない」「自社から買ってくれたパーツしか取り付けない」ってやってきたわけじゃじゃないですか。

 

これ、消費者側からすると全然便利な話じゃない。

修理なんて何時発生するかわからないし、その店で欲しいパーツが手配できるかどうかもわからない。
そりゃ「仕方ない、Youtube見て自分でやるか……」って話にもなろうというものです。

店側からの「どうにもならないバイクを持ち込まれて直せと言われた」「変なパーツを付けるよう依頼されてトラブルになった」
そんな例は充分に判るし、これは間違いなく頼む側が悪い。

んでもこれはきちんと断るべき。そしてプロだったら断るかどうかの判断ができるべき。
「断る基準があやふやだから全部ダメ」ってのは責任放棄な気がします。

 

以前書いた通り、俺はバイクショップには頑張って欲しいし、二輪市場は賑わって欲しいと思ってます。

中古バイクを売るショップさんに期待すること
……とか、また大上段に構えてみたんですけどね。 これは先に本館に書いた「なぜセローを手軽なショップ売却にしなかったのか?」に繋がる話といえないこともないん...

 

ではこの「賑わい」とは何なのか。

消費者(俺)からすると、賑わうってのは街を走るバイクが増えて(つまり乗る人が増えて)種類も増えて市販パーツが増えて安く良い物が手軽に手に入るようになること。

「バイクショップ」についてはこれまた先に書いた通り、きちんと修理してくれる、中古車をしっかり直して売ってくれる、実車が見られる店が増えること。

初心者からすれば、敷居が低い、間口が広い、相談しやすい店が多いこと。

こう考えると「うちで買えば後々まで面倒見ますよ!」はありがたいんですが、「バイク業界全体」としてなら「他の店で買ったバイクでも面倒みてくれる」方が圧倒的に良いんじゃないでしょうか。

「出先でトラブルになってもどこかのバイク屋に持ち込めばなんとかしてくれる」ってのは、バイク人口を増やす上でとても有効な気がします。

 

つまるところ「技術」を安売りしてる気がするんですよ。

「物」で儲けを出して「技術」はサービス。これじゃ昔のコンピュータ業界みたいなもの(詳しくは語らず)
「何かとセットで安く」じゃなく、「それ自体で儲けをだす」べきなんじゃないでしょうか。

例えば四輪のタイヤ交換とかでも、最近では「タイヤ買ったら交換工賃無料」じゃなく「通販タイヤの持ち込みOK、でも交換工賃はそれなりに頂きます」なお店が増えてきています。

「Youtubeで判る程度の事は個人でやってもらって結構。うちには自分じゃできない作業、技術や設備が必要な時に来てください、但し費用は結構かかりますよ」
これが正なんじゃないかなあと。

ただこれは消費者側の意識が変わらないと難しいかもしれません。中には「ちょっと弄っただけなのに〇千円も取られた!」と騒ぐ人もいますから。
まぁ自分が知らない人の仕事が簡単に見えるのはこの話に限ったことではないんですけどね。
※そしてその「ちょっと」の背後にどれだけの経験と設備が費やされているのかを考えようとしないことも。

 

中古バイク売買に関しては、今後「仲買い」みたいな商売は減るんじゃないかと思ってます。
もしくはこれまで以上に「目利き」が要求されるんじゃないかとか。なんでもいいなら素人でもネットで探せる時代ですからね

中古車はとにかく実車を見ないと、ってのは何時の時代でも正解なわけで、だからこそ「ショップで買えば安心」なんです。「プロがOK出してる(はずの)バイクだから大丈夫」なんです。

だから前にも書いたように、「壊れたら保証する」じゃなく「壊れないものを売って」欲しい。
ショップも、そんなには儲からない(多分)新車より、中古車がばんばん売れた方が嬉しいと思うんですよ。

 

さてさて、そしてネットが普及したのはショップにとって悪い事ばかりじゃなく、「腕が良い」「専門店」なんてところには全国から客が集まってくるようにもなりました。

それだけ消費者は「あそこに頼めば安心」を求めてるんですよ。

そして先の「ちょっと弄っただけ……」も、SNSに悪口を書かれるデメリットがある反面、「いや、それは正当な価格なんじゃ」な意見も反映されるようになってきていると思います。

 

バイクショップはこれからどうなりますかね、もしかすると住み分けされるのかな?

・メーカー直の新車販売店
・自分で直す・弄る人向けの、とにかく安く大量に扱う店
・ちょい高いけど技術に優れた店
・ごく狭い分野での専門店

いずれにせよ、「ご近所だから」「親父さんがいい人だから」ってだけだと厳しいかもしれません。

本当は初心者からすると「近所にあるいざという時頼めるバイク屋」ってのは凄い安心できるものなんですけどね。

※ま、そもそもバイク業界云々の本当に本当の原因は、「消費者が使う・使える金が減った」ではあるんですが。

 

チャックハンドル※「チャック・チャック・ハンドル」(なんだそりゃ)

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