キャンプ用品のハレとケ

「あー早く大手を振ってキャンプ行きてぇな~」とか考えながら本屋でアウトドア雑誌めくってたんですけどね。

 

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ご存じのとおり(&これまで書いてきた通り)世はキャンプブーム。

有名・無名のキャンプ場も(ここしばらくはお休みでしょうが)大賑わいだったと聞いてます。

雑誌も同様、キャンプ特集が目立つこと目立つこと。

「素敵なテントでお洒落なキャンプ!」とか「アウトトアでこそのグルメ!」とか、俺的にいろいろ語りたいことがある記事も多かったんですが(をい)特に目をひいたのがこれです。

「あなたのお部屋をお洒落なキャンプサイトに!」

つまりまぁ、部屋のグッズをキャンプ用品にしてしまおうと。テーブルも椅子もカップもキャンプ用にしちゃおうと。お洒落だし恰好いいよと。

「耐久性が」「費用対効果が」そもそも「機能的に」

突っ込みどころが非常に多くてこれまたつい語りたくなるんですが、とりあえずそれらは全部横へ置いといて……コホン。

「日常的にキャンプ用品使っちゃうと、本当のキャンプがつまらなくなっちゃいませんか?」

 

何度か書いてる気がしますが、キャンプってのは非日常を、そして不便さを楽しみに行く行為だと思ってます。

もちろん「どのあたりまで?」ってのは人・TPOによって変わるわけで、便利なキャンプが否定されるわけじゃない。
俺だってキャンプ場には水洗の綺麗なトイレがあった方がいいですからね。

だから大勢でミニバンに荷物満載で行くキャンプもいいし、小さいバイクに最小限の荷物で行くキャンプも良い。
目的・求めるものは若干違うかもしれませんけどねぇ。

 

ともあれ、「キャンプは普段できない事をするから楽しい」には違いないわけです。

で、先の話。普段からキャンプ用品使っちゃうと、実際のキャンプでの楽しみが減りませんかね?新鮮味が薄れませんかね?

俺がキャンプに何故中空チタンのマグカップを持っていくかというと、機能的には「軽いから。陶製・ガラス製だと重いし割れるから」です。

でもそれ以外に(少なくとも俺には)「キャンプで使うと格好いいから」ってのがあるわけですよ。
「キャンプの為に作られた品物をキャンプで使うのが嬉しい」んですよ。

「非日常を楽しむために非日常的な道具を持っていき使う」

だからそれらの品を普段から使っていると新鮮味が減る。「今日は特別!」感が薄くなる。

これ、もったいない話じゃないでしょうかねぇ。

俺は、せっかく買ったキャンプ用品であればあるほど、ハレの場(=キャンプ場)で使いたいと思うんですよ。

 

余談になりますが、全部が全部そうではないってのもまた面白い話でして。

例えば、「あえて日常の品だけを使うキャンプ」とか。
包丁とか鍋とかカセットコンロとか、普段家に置いてあるものを持ってきて使う。
これはこれで非常に面白い。でもまぁ「家の品をアウトドアで使う」というのがそもそも非日常的ですからね。

 

……というわけで、俺はキャンプ用品はまず普段使いはしません。もちろん部屋をキャンプ用品で固めることもなし。

普段は棚にしまっておいて、時々引っ張り出して眺めてにやにやしています。
スーベニール的な品であれば、時々使って思い出に浸ったりはしますけどね(笑)

#と、ここまで書いてきて思いついたのだけれど、先の「あなたのお部屋を……」な記事。
もしかすると実際にはキャンプに行かない人向けだったんじゃ?!

 

ハンドドリッパー

※先日購入したコレ↑は普段使い&キャンプでも(予定)という俺としては稀有な例。

 

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