なんか脈絡のないタイトルになっちゃったんですけどね。
先の日曜日に久しぶりにVMAXで山を走り回っていてふと思いついたものですから。
峠道
峠道をバイクで走るって楽しいじゃないですか。事の是非はさておき(をい)
だーっと走ってがーっとブレーキかけてくるっと回ってまただーっと加速する。
これが非常に面白いわけです。
走るペースとか技量の問題は別にして、とにかく、自分の思った通りにバイクが動くのが嬉しいんですよね。
でまぁ、その「思った通りに」って奴ですけど。
俺はフロント16インチで育った世代(?)なので、峠ではずっと「ブレーキは手前で終了、コーナーは加速しながら抜ける」でやってました。
今考えるとこれは安定志向でもあったんですね。事実、華奢なフレームで有名なV-Max1200にも合った乗り方だったと思ってます。
んでその後、あらためてRGV-250Γ(前後17インチ)を走らせて気づいて、隼で確信するわけです。
「ブレーキはクリップまで残しても大丈夫、なんならブレーキかけっぱなしで突っ込んでっても平気」
ブレーキ掛けたままバンクさせて奥まで突っ込んで向き変え、加速は一気に。
これが俺レベルの腕でもできる。フレームとサスペンションとタイヤが昔と段違いなんですね。
なんとなく4輪の、それもFFでの走りに似ているかもしれません。
そしてこれはVMAX1700でも一緒。
「なんでこんなデカくて重いバイクがSSみたいな動きするんだよ!」ってのは本館のあちこちに書きました。
これらは先の構造的なものに加え、ABSやスリッパークラッチの影響があるのも間違いないでしょう。
これからトラクションコントロールをはじめとする電子制御がどんどん増えて通常装備になると、「コーナーリングなんてのはとにかく思い切りガッとブレーキ握って曲がったらスロットル全開にすりゃいいんだよ!!」なんて時代になるのかもしれません。4輪はもうそれに近い状態みたいですしね。
さて、で、上は先のとおり「峠をくるくるとか(一緒にしちゃ駄目ですが)サーキットで」の話。
ツーリングでの「楽しい」はまた別の話になるわけです。
ツーリング
ツーリングでは速く走る必要はなし。安心して走りたい。景色愛でながらまったり走りたい。
「ならゆっくり走ればいいじゃん?」というのは正論ではあるんですが、実はそれだけだと危なくもある。
ただだらだらと走ってると突然の状況変化に対応しにくいんですよ。
速度一定の時って運動性が低いですから。
急な飛び出し、対向車、路面変化(砂利・水)
のんべんだらり走ってると対応が遅れる。だから(速度はゆっくりでも)メリハリが必要になる。
この時、昔ながらの「直線のうちにブレーキを終了してコーナーは加速気味に抜ける」ってのが実にいいんですよね。
車体が垂直の状態でブレーキングと加速のGを感じられるし、パーシャルスロットルでコーナーリング中も安定する。
加減速があるから状況変化にも対応しやすい。何よりバイクを操っている実感があって楽しいんです。
速度一定で走るだけでいいならエンジンの特性もサスペンションも関係なくなっちゃいますから。
ちなみに余談気味ですが、ツーリングだとラインどりだってアウトインアウトなんてしないわけです。
「センター・センター・センター」
これが一番安全です。道の端に何があるかわからないし、対向車も信用できませんから。
つまるところ、どこをどう走るにしても、バイクってのは走って楽しく感じなくちゃ意味がないんです。
機能的な面でいったら4輪にかなうはずもなし。唯一優位にあるのは機動性ぐらいのものですから。
峠でもロングツーリングでも楽しく走る。自分の思ったようにバイクを操る(ように努力する)
そしてもちろん「ああ、今日も楽しかった!」って何事もなく帰って来る。
ええ、これが一番の重要な事です。次にいつもどおり出かけるためにもねぇ。
#例によって以前も似たようなこと書いてるけどキニシナイ
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