※タイトルは中島らもの小説からなので偉そうなわけじゃありません!
えー、「何を今更」ではあるんですが、複数台のバイクで走る時の原則に「千鳥(ちどり)走行」というのがあります。
こういう奴↓
つまり、複数のバイクが左右交互に車体をズラして2列で走るわけです。
なんで「千鳥」かっていうと「千鳥が飛ぶ様に似てるから」らしいんですが、俺的には「酔っ払いの千鳥足」からなんじゃないかなとか勝手に思ってます。
#あ、どちらも元は同じなのかな?
さて、んでこの千鳥走行。
推奨されるのにはもちろん訳があるわけで。
曰く
■前が見やすい。
■障害物があった時(左右にスペースがあるので)回避し易い。
■信号待ちでは横に並ぶことで列を短くできる。
……なので、大勢で走る時にはこの方法がデフォルトというか言わずもがなになってるんですね。
んで、それを踏まえてなんですが。
マスツーリングに参加、あるいは幹事をやらせてもらう事もある俺としては、他にもいろいろコツというか「こうしてくれるとなー」な事があります。
例えば、
■「2番目は重要ポジション」
マスツーの先頭ってのは、気にしなきゃいけない事がとても多いんです。
ルートとか、混雑とか、路面状況とか、列が切れないかとか。
※そして周りに莫迦な四輪がいたりしないかとか。
なので、できれば自由に動きたい。時と場合によってラインを変えたい。
でも千鳥走行をしていると、前が動くと後ろはその反対側へ動かなきゃいけないんですね。
これは非常に面倒くさいし、列が長いと整列するまで時間もかかる。
こんな時、2番目が「俺は内(外)側!」ってがっちり固定してくれるとその後ろが動かずに済むんです。
先頭が位置を変えても2番手以降の隊列は動かない。
こうしてもらえると、先頭も中で走るメンバーも、ホント楽になるんですよ。
そしてこれ、
■「殿(しんがり:最後部)は目立つように」
先頭を走っていて一番気になるのが「皆ちゃんとついてきてるかなー」ってこと。
なので最後部は、先頭から見えやすい位置にいて欲しいわけです。
時と場合によりますが、センターライン側にいてくれると先頭から見やすいことが多いですね。
位置に加えて、目立つバイク(形状とかライトとかが)だとより確認しやすいわけで、そんな理由で最後尾をお願いすることもあったりとか。
もちろんベテランの信頼できる人ってのが大前提ではありますが。
……とまぁそんなわけで、「2番目と最後部は重要だぞ!」というお話でした。
そういえば、マスツーリングのノウハウとして、「初心者は2番目に」とか言わることがあります。
でも俺は先の理由から、「3番目以降が良いんじゃ?」って思います。できるだけ前の方が無難なのは間違いないところですけどね。
※「真ん中」が楽に安全に走れるのがマスツーリングのあり方かなと思ったり。
#本当の大勢の場合には中間にベテランを配して……とかもあるけれど、これは状況によって変わりすぎるからなぁ。
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