リスクの神様

※某ドラマとは関係ありません。
 
 例えばVMAXでソロツーリングに出ているとするじゃないですか。
 
 細いくねくね山道を走っていてちらりと良い景色が見える。
 「写真撮ろうか」と止まる。
 ちょっとだけ戻らなきゃいけないけれど道はあまり広くない。
 
 こんな時、俺は迷う事無く「一旦止まってからどっこいしょって切返し」ます。
 ええ、格好良いUターンじゃなくてですね。
 
 これは技術的に未熟だからってのもありますが、どちらかというと万が一何かあったら?というリスク(危険性)を考えてのことです。
 万が一にも倒してしまって足でも挟んだら大変だし、そこへ車でも突っ込んできたら一巻の終わりですから。
 
 
 で、この手の判断の時。
 実際に負うリスクとは別に「そのリスクを知っているかどうか?」が影響します。
 
 これまた例えば、道路の路肩の白線から外れないように歩けと言われれば大抵の人は平気で歩くし、まず外しはしないでしょう。
 でもそれが同じ幅の高い橋の欄干だったら怖くてできない思うんですよね。
 
 何故かというと怖いから。
 落ちたら大変な事になると知っているから。
 
 だから同じ行為であっても難易度(もしくは実行するかどうかの判断)が変わるわけです。
 
 んで実際の生活において、この「路肩の白線」と「橋の欄干」の区別が付かない人がいる。
 もしくは欄干から落ちた時にどうなるかを知らない人がいる。
 
 そんな人に限って、恐怖感が無いから意外にすたすた渡ってしまったりする。
 そして他の人に「たいしたことないじゃん」と言う。挙句の果てに「簡単だからお前も渡れよ」と誘ってきたりする。
 
 怖いですよ、これ。
 ええ、本人に悪意がないだけにねぇ。
 
 世の中には「リスクを承知でチャレンジ!」が必要な場合も多々ありますが、それと「リスクの内容を知らない・考えない」のは別の話。
 
 成功した時に得られるメリットは誰でも考えるものですが、同時に失敗時のリスクも理解する必要があります。
 
 その上でなら、実際に実行すべきかどうかの判断・ボーダーラインが人によって異るのは良いと思うんですけどね。
 
 ま、俺みたいな面倒くさがりの場合、「これは危険だから」より「失敗すると面倒な事になるぞ」の方が自制になっていたりするわけなんですけれど(笑)
 
 
※例によって以前にも似たような(略)
 
 
 
 
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