んでまぁ、この前ハードディスクのバックアップから大昔の通信ログ見つけて懐かしんで、日付見てあまりの古さに愕然としたんですけどね。
何度か書いてますが、俺がネット始めたのはパソコン通信、今の@niftyがNIFTY-SERVEだった頃の話でして。
通信はもちろんモデム。
9600の奴でピーピーガーガーやって…なんて書くと「俺は2400だった」「カプラー使ってた」って”どうだ俺のが古いだろう自慢”が出てくるんでやめときます。
ホラ、バイクとかネットの経歴長い自慢する奴にろくなのは(略
んで、当時から言われていたのが匿名の重要性です。
個人情報保護うんたらが言われるようになったのは結構最近だと思うんですが、あの頃のパソ通でもかなり厳格にやってた気がします。
本名出すなんて論外。住んでいるところの詳細なんてとんでもない。年齢も誕生日も非公開あたりまえ。場合によっては性別も内緒。
まぁ顔出し云々なんてのは、基本的に画像が使えなかったあの頃の通信環境ではそもそも話題にさえなりませんでしたけどね。
今から比べるとクローズドな環境だったし参加者も限られていたのにどうして?という気もしますが、それだけネットの危険性を認識していたということなんでしょう。
限られた参加者=濃い人間、だからだったという要素もあるかもしれません。当時ですら今で言うストーカー的な話を聞くことがありましたから。
なので、そんな時代の人間からすると最近のオープンぶり(というか無警戒ぶり)はびっくりすることしきりです。
本名、顔出しなんでもあり。
勤務している会社や出身学校まで。
いえ、これもちゃんとした大人が自分でリスク判断して遊んでるなら心配しないんです。
事業やってる人にとっては宣伝になるかもしれないし、単に有名になりたい人もいるだろうし。
だから基本実名なFacebookとかも「そう遊びたい人」には良い場だと思います。
社会人になるとなかなか難しい「仕事以外の知り合いを増やす」良いツールのはず。それに人間、実名出してるとそうそう無茶な事はしませんしね。
※まぁ何事にも例外はありますが。
さて、なので自分の分は好きにやって頂いて結構なんですが、「自分じゃない分」はそうはいきません。
実名を出されたくない、リスクが大きい、単純に困る。
そんな風に考える人も多いわけです。
でもね、「自分は名前・顔出ししても大丈夫!だから他の人も大丈夫!」
こう考えてしまう人も少なくないんですよ。
だから公開の場で、普段ハンドルネーム使ってる人に「(本名)さんこの前はありがとう!」とかやってしまう。「○○さんとランチ!」なんて画像上げてしまったりもする。
実はこれもやり方次第なんです。
名前出そうが顔を写そうが、それが「いつもはハンドルネームで出ているあの人」と結びつかないように上手くやってくれればいいんです。
でもまぁ、大抵はバレバレになっちゃうんですけどね。
もしかするとこれは「客観視」ができるかどうかなんでしょうか。
「俺はこう思ってる。でも他の人は違うかもしれない」あるいは「俺はこれを知ってるけど見ている人は知らないはず」が想像ができるかどうかという。
先に書いたとおり、個人情報をオープンにするリスクをどう考えるか?もしくはどこまでが個人情報なのか?は人により異なります。
今の若い人だと「え~なんで本名隠すの?顔出しちゃダメなの?」かもしれませんし、俺のような古式ゆかしい堅物だと誕生日ですら「ん~」と思ってしまうわけです。
ネットを使う上で「必要な情報を引き出す」事は経験により上手になっていくものですが、同時に「される側の意識・考えも考慮して公開する」も上手になって欲しいなあと思うんですよね。
※タイトル「本当は怖いぐんまちゃん」(例によって本文とは関係ありません)
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コメント
物凄く同意です。
私の周りでも勝手に写真をSNSで公開されたとかの
相談というか愚痴をよく聞きます。
そんなこと私に相談されても困るのですが
直接本人に言っても聞き入れないというは
Ak!rAさんの仰る通りの「自分がOKだから他人もOK」という考えなんですよね。
なんかシミジミと考えてしまいました。
名前が774RRだともったいないですよさん:
ん~、まず一つには「声を上げる」だと思ってます。「私は困る」って直接言うということですね。
それでも聞き入れてくれないとなるとそれはもうその人の資質というか性格というか。
私ならどうするかなぁ?お付き合いが控えめになるのは間違いないとは思うんですが。
#「気づかない」と「嫌がっていると知っていてやる」では大きく異なるわけだし。