覚悟の上で

日曜日、誘われてプチツーリングに出る。
 だが、当日の天気予報は「曇り時々晴れ所により雨、降水確率30%」という意味不明なもの。
 お願いだから、わからないなら「わかりません」って言ってくれ>気象庁
 先述のとおり、雨具はV魔と共に手元にない。
 「んじゃとりあえず雨が降ったら逃げ帰ってくるという事で…」
 厚い雲に覆われていた自宅上空だが、南へ下がると次第に雲は薄くなり、道の駅茂木へ着く頃にはすっかりきれいに晴れ上がっていた。
 6月の紫外線がクリアシールドに眩しい。
 「このまま晴れていてくれればいいけどねぇ…」
 国道をえんやら下って二の宮。
 R50からビーフライン。
 ビーフラインはいわゆる「広域農道」だ。
 名目はその名の通り畜産業用なのだが、例によって綺麗に舗装され、うねうねと曲がりくねっている。
 ちょいとアップダウンが激しいが、流して走るには丁度良い道である。
 6月の風を受けながらまったりと走る。
 エンジン好調の隼だが、先日の金精峠同様ちょいとリアが跳ね気味。尤も今朝計ったらエアが2.7キロも入っていた。あとで2.4位まで落してからもう一度チェックするとしよう。
 正午。予想通り…というかなんというか、北や西から黒い雲が湧き上がってくる。
 それを避けながら烏山町へと入り昼飯。釜飯を食いながらあれこれ話していると…ザー
 あ?、やっぱり降りだしてしまったか。ま、あの雲の様子だと仕方ないな。
 予定通り「雨が降ったので解散」となる。
 小降りになるのを待ち、隼のエンジンを始動。
 ウェット路面の山道を、カウルの中に体を押し込めて自宅へと走る。
 丘を1つ越えると路面がドライになる。
 カーブを1つ曲がるといきなり土砂降り。
 気まぐれな雨雲、というか、雲の流れが早いのだろう。
 田舎道なので信号待ちが少ない事がありがたい。
 リアのBT014、雨でも結構グリップするなぁ…
 一気に自宅まで走りきり、ガレージへ飛び込んでふぅとヘルメットを脱ぐ。
 肩と袖、裾、そして(タンクを伝った分で)股間の他は、思ったほど濡れてはいなかった。うむ、さすがはカウル付きですな。
 着替えた後、隼の足回りの砂だけをざっと流してやる。乾いた後だと落すのが面倒になるなのだ。
 軽く拭いて水気を切って。
 カバーをかける必要はないし、後は放っておけば乾くだろう。
 これもまぁガレージの便利さの一つかな。
 
 

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