雨の日のバイク乗りと雨具とツーリングと

梅雨が近づいてきましたねぇ……

VMAX雨
※ねぇ……

 

俺が知る限り、雨が好きなライダー・バイク乗りはそう多くはなく(控えめ表現)

雨の日にはできれば走りたくはない、走らないで済むならそれが一番。

んでもまぁ、出なきゃいけない場合もままあるわけです。
そしてもちろん、出先で突然に降られる場合も。

だから一概に「俺は雨なら走らない!」と宣言するわけにもいかなくて。
準備とか心構えが必要になるわけです。

注意・意識

今更ではありますが、雨で濡れた路面は滑るので気を遣います。

「急」がつく行為はとにかく厳禁。

ブレーキはもちろん、アクセルもハンドル操作も。

最近はABSが付いたバイクがほとんどですが、雨の日だと「握りゴケ」はまだまだ健在です。

先日も友人が大勢の人が行き交う街中の交差点でやらかしたそうで。
「重いバイクだけどすぐに起こせた!衆人環視だとアドレナリン凄ぇ!」って威張ってましたけどね。

ともあれ、滑るのは仕方のない事。乗り手がどうこうできる問題ではないので、雨の時は乗る楽しみを諦めて移動に徹するのが一番です。

とにかく安全に走る。楽に走る。

具体的には、高めのギアでのダラダラ走り。シフトチェンジも少な目に。
スクーター的走り、と言ってもいいかもですね。

だらだら走りは小排気量だとちょい難しいですが、その分は軽さでカバーということで。

セロー225雨※ブロックタイヤなら更に万全

雨具・合羽

雨具についての機能やら俺的選び方やらについては本館で一通り語っているのでそちらを参照にどうぞ。

>雨具・合羽・レインウエア購入記

これに付け加えるならば、「土砂降り時やロングツーリングには二重履きだ!」

古い雨具の下を切ってショートパンツ状態に。これを通常合羽の内側に履く。
これが雨で一番弱い尻部のカバーになるわけです。

これ、SDG’s的でもあってとてもお勧め。
切り飛ばした脛は、雨上がりの林道での水ハネカバーにも使えますから。

※使用例 >伊勢・剣山オフオフツーリング、の3

さて、雨具で一番難しいのは「いつ着るか」ってところなのかも。

出発時から雨なら仕方ないと諦めるとして、問題は出先で降られた・降られそうな時。

ツーリング中にポツリときた。空は暗いけれどこの先どうなるかわからない。
合羽を着るのは面倒だけれど濡れるのも嫌だ。
一人ならまだしも、何人かでツーリング中だと特に迷う。

これはねぇ、もう経験というか勘で判断するしかないんですよねぇ。

この先のルート、距離、時間、寄り道の有無。
とにかく安全にと着ておくか、降ったらそれまでよ!とそのまま進むか。

今はスマートフォンで雨雲レーダーが見られるので参考にはできますが、全面的に信用するのは危ないところ。
レーダーで雨と認識されるなる「降雨1mm」ってのはバイク乗り的には前からばしばし当たってくる相応の量なので、雨無し表示でも油断ができません。
俺も毎回迷っているのはツーリングレポートのとおりということで。

一人でパラパラ雨なら「まだ降ってない!」と自分に言い聞かせて走り続ける事が多いかな?
自分が納得してれば多少降られても我慢できるものですからねぇ。

そういえばこれまた友人に「今日は合羽を着なかったから事実上晴れ!」と主張する人がいるんですがね。
大抵はずぶ濡れ姿で言い張ってます。まぁこれも自分にさえ言い聞かせればなんとかなる・我慢できるって一例なんでしょうね。

雨具に関しての小ネタをもう一つ。それは収納の仕方

合羽は袋に入れて持ち運ぶことがほとんどだと思うんですが、この時、雨具の上と下をどちらでも取り出せるようにしておくと良いんです。

雨具収納方法※左じゃなく右のように

 

路面が濡れているだけなら身に着けるのは下半身だし、突然降ってきたならまず上を着なきゃいけない。

どちらでもすぐ取り出せるようにしておくと慌てなくて済みますよ。

寄り道

これまた雨具関連ではあるんですが、合羽を着た雨の日に一番面倒臭いのが寄り道の類。
昼ごはんとかコンビニ休憩とか。

セロー250雨コンビニ※コンビニ休憩の図

 

ここで雨具を脱ぐか脱がないか、脱いだらそれをどうするか。

雨の量、もしくは自分の濡れ具合、それと店の状況によっていろいろ考えないといけないわけです。
「滴り落ちる程の濡れじゃないからこのまま入っちゃおう」とか「おしゃれ店だから全部脱がなきゃ」とか。

コンビニだと、上だけ脱いで下は勘弁してもらうってパターンが多いかな?これも上のとおりポタポタ垂らすことが無いって前提ですが。

そういえば脱いだ雨具をバイクの上に置きざりにする人がいますが、後でより濡れた合羽を着なおすのって嫌なものですよねぇ。
※なので俺はロングツーリング用デカケースに雨具専用箱を付けているわけですよ。

先に書いたとおり、出発から到着まで寄り道なしだったら雨もさほど辛くはないし、諦めもつく。

だからできるだけ途中で停まりたくない。停まらないでも済む用事だから出てきたはず。
でもねぇ、生理現象とかもあってですねぇ……
#特に濡れて冷えるとね。

……というわけで、雨の日のバイクは嫌だよねというお話でした(どっとはらい)

「あー、早く明けないかなー、梅雨!」(まだ始まってもいないけど)

セロー250雨※いずれにせよ、雨の日の寄り道はほどほどに。

 

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