Youtubeレストア動画はスピード感が命(なんじゃなかろうか)

これまたちょい前にTwitterでボヤいてたネタなんですけどね。

週末の夜ともなれば、御多分に漏れず(?)俺もグラス片手にYouTube動画を見たりするわけですよ。

 

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いろいろなジャンルを眺めるんですが、このBLOG的に語るとすればやっぱりオートバイ関連。
でもね、ありがちな転倒シーン集とかツーリング物ではなし。主としてレストア物。壊れたエンジンの修理とか、オンボロのカブを全バラして磨いて組みなおすような奴。

いやね、これが面白いんですよ。

動かないものが動くようになる、汚れてたものが綺麗になるってのもありますが、一旦バラバラになったものがもう一度組みあがる過程を眺めるってのが至極面白い。酒の肴に丁度良い。

ちなみにメンテナンスの参考・手本にしようって気はあまり無し。もちろん技術的な部分も興味深くはあるんですが、何しろ酒飲みながら観てますからね。環境ビデオ的な意味合いの方が大きいかな?

 

さて、んでこの手の動画。面白いことにお国柄みたいなものが見てとれる。

一番面白いのは東南アジア方面ですかねぇ。
エンジンでもなんでも普通の工具だけでどんどんバラしていって洗面器で洗浄。錆パーツは怪しい液体を掛けて錆落とし。(あの液体なんだろう?)
外装は紙やすり、パテ、プラサフ、上塗りと手作業でひとつずつ。新品パーツへの交換は最小限。キャブの中身とかベアリングなんかの消耗品だけ。

これを20分くらいの動画1本でさくっと見せてくれる。
ポイントになるところ以外は早回しなので展開が早い。だから最後に「あんなにボロボロ・汚かったバイクがこんなに!」って驚きがでるわけです。

これがアメリカ辺りになるとまた違う。面倒くさい部分は全部新品に換えちゃったりする。
「壊れてる」(ポイッ)「動かない」(ポイッ)「よし今回はこの素敵パーツを使おう!」みたいな。
なので仕上がりは綺麗なんですが「レストア」として考えるといまいち納得しにくいところがある。んでもまぁ、元と全然違うモノに仕上げてきたりするんで油断はできないんですけどね。

EU系だとこの辺りのバランスがいい。直す所と交換するところが俺の感性と合ってる気がする。
「そうそう、そこは新品にすべきだけどそっちはオリジナルパーツ使ってくれないと……」とか呟きながら観ることができる。

アメリカ版とは違う意味でオリジナルが多いってのも特徴ですね。一品物のカスタマイズの仕上がりに溜息つかされたりとか。
弱点はちゃんとやりすぎてて完成までに長くかかるって事かな。まぁ元の作業が年単位だと仕方ないとは思うんですが。

 

とまぁ、いろいろ観てて、んじゃわが国版はというと……うーん。

端的に言うと、上の例の「悪いところを合わせました」な感じ。

まず講釈が多すぎる。バイクを前にここがこうであれがこうでって捲って剥いで、それだけで動画1本使っちゃう。何一つバラしてない。
アメリカ版でも最初にでっぷり太ったおっさんがしたり顔で語ったりするのはありますが、日本はそれに輪をかけてる気がする。

展開が遅い。先へ進まない。
喋りながら作業するのはかまわないんですがもっと手を動かせよと。ここは無音早回し10秒でいいよと。
挙句の果てに「続きは次回!」って、んじゃせめて今回どこかに見どころ作ってくれないと。

仕上がり結果に驚きが無い。
散々語って動画3本使って「エキパイとマフラー交換したらエンジンかかりましたばんざーい」とか。まぁ元がオンボロサビサビじゃなく「オークションで安く買いました、動くかな?」なんてところからですからね。
でも内容が薄いのを抜きにしても、これだけの時間があればアジアの人なら全塗装込みで3台は仕上げてますよ。

 

「なんでだろうなー」と考えたんですが、もしかしたら視聴対象として世界を考えていないのかなと。

いろいろあるにせよ、他国版は相手が世界です。
動画は音声無し部分が多く、必要最小限のテロップ。作業は全て見せるけどポイント以外は早回し。そしてそれだけでも内容がわかるような構成。これらはレストアものに限った話しではなし。
語る部分もありますが、大抵は世界標準の英語(もしくは英語テロップ付き)です。

もちろん、俺とは逆に「そういうところがいい」って人もいるでしょう。
日本語で解説してくれるのが良い、出演してるYoutuberの人となりが好き・楽しそう、みたいな。だからこそそういう動画が多く上がってるんでしょうしね。

そして実は他国でもそういうものがあるのかも。自国向けに自国語で延々語る(&いろいろ余禄付き)ようなのが。
単にそれらが(その国からすると外国人である)俺の検索に引っかからないだけでね。

 

とまぁ「俺が知らない・気づかないだけかもな」とは思うんですが、バイク以外のジャンルだと日本から世界を向いて作ってあるように思えるのも多いんですよ。

「あーこの動画面白いな凄いなー」って見終わってから、最後に「あ、これ日本の人が作ってたんだ」って気づいたりとか。

バイク・レストア物にもそういうのがもっと増えないですかねぇ……視聴回数も上がると思うんですけどねぇ……

 

フォートナイト※これは動画じゃないけどスピード重視なのは同じなんだな(FORTNITE)

 

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