※「バイク」ではないのだが、まぁ似たような乗り物ということで。
誘われて、「スノーモト」の試乗会に出かけてみる。
参考:http://www.themetalworx.com/
スノーモトというのは、上のURLにあるとおり、自転車のフレームにタイヤ代わりにスノーボードを履かせ、雪面を滑ろうという乗り物だ。
似たようなものもいくつかあるようなのだが(「スノースクート」とか)正直、どう違うのかはよく把握できていない(笑)
★
試乗会のゲレンデでは、まずはともかくインストラクターの方に基本的な乗り方を教えてもらう。
ハンドルを握ってステップボードに乗る。
ブレーキの類は一切なし。
シート様のものはあるが、ニー(ふくらはぎ?)グリップ用なので滑っている最中は座らない。
基本的に前過重。後過重になると曲がらない&停まらないのはスキーと同じ。
旋回時には、ハンドルと体重移動をきっかけに後ろボードをスライド(横滑り)させる。
エッジは効かせない。エッジを立てると引っかかって曲がらないとのこと。
これはスキーとは異なるが、急斜面を横滑りして降りる時と同じと言えないこともない。
ゲレンデの広い場所で練習をする。
実際に乗ってみると、なんとなく4輪車のドリフト走行に近い感じがする。
フロント過重とか、ハンドル操作をきっかけにリアをスライドとか。
過重が抜けるとアンダーステアになってまっすぐ行ってしまうのも似た感じだ。
なんとなく「停まれるかな?」というくらいになったら、リフトに乗り、初心者ゲレンデを滑ってみる。
ベタな緩斜面をゆるゆる降りる。
「おお、結構イケるかも!」
ごく緩い斜面だとすこぶる面白い。
左右にテールスライドさせながらゆっくりと降りてくる事ができる。
もちろん、ちょい急斜面だと曲がれなくなり大騒ぎになるのだが。
1時間半の試乗時間の最後の頃は、わいわいやりながら遊ぶことさえできた。
運動神経ゼロの俺がこれだけ乗れたのだから、大抵の人は問題なく乗れるようになるだろう。
★
ところで、この手の新しい乗り物が普及するかどうかは、
・初心者にも簡単に乗れて面白いこと。
…が重要だと思う。
そしてより重要なのが、
・技術的に奥が深く「もう少し上手になりたい」と思わせること。
…だ。
『入門者には優しく、熟練する程奥深い』
この点ではスノーモトは、「いい感じ」の遊び道具のような気がするのだ。
難点があるとすれば、まずはやはり価格だろう。
入門マシンは比較的手ごろともいえるが、すぐ上級マシンが欲しくなるのはこの手のスポーツではありがちなこと。
スキー・ボードに比べると「気軽に」とはいえない価格なのは間違いない。
あと一つ問題点があるとすれば、持ち運びや保管だろうか。
結構な大きさ&重量があるスノーモト。
家にしまって置くのにも、車で運ぶのにも相応の場所をとる。
実際、今回も某オーナー氏がスキー場の駐車場からゲレンデまで運ぶのにかなり苦労されていた。
もちろんもう少し普及すれば、より軽量化(折り畳み?)が進み、価格も下がるのだろうけれど。
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