インドネシア・バイク事情(ハード編)

…とまぁそんなわけで、所用でインドネシアの某所まで出かけてきました。
 「南の島は暖かくていいねぇ…」とか「飯も日本人向けだねぇ…」とかの話はまぁ置いておくとして、バイクサイトの管理人的には街中走ってるバイクがやっぱり気になるんですよね。
 まずはとにかく数が多いんです、走ってるバイク。
 日中も多いんですが、一番凄いのは朝晩の通勤時間帯。
 道路はもうそこいら中バイクだらけ。
 よく、自転車がわんさか走ってる一昔前の中国の映像があったりしますが、あれをバイクに置き換えて貰うとイメージがわき易いかと思います。
 走ってるバイクは、99%以上が排気量110?125cc。
 ハーレーとかホンダの大型アメリカンも見かけましたが、これはまぁ例外みたいなもんで完全に現地のお大尽向けですね。
 日本でフェラーリが走っているのと同じ感じです。
 メーカーは日本がほとんど。あとはキムコ等の台湾製が少々。
 現地の方の話によれば、「日本製以外のバイクはすぐ壊れるからダメ」だそうです。
 ま、これはリップサービスかもしれませんが、日本製がメジャー&スタンダードなのは間違いなさそうです。
 車種的に言うと、ホンダsupraXヤマハjupiterZスズキのshogunRなんて奴がわしわし走り回ってます。
※数台、kazeRってのがあったけどカワサキ製かどうかは不明。
 名前のつけ方はさすがにインドネシア(だけじゃないんでしょうけど)
 「ホンダなのにスープラかよ!」とか「でもスズキの将軍ってのは根拠無く納得」とか「XとかRとかZとか無闇につけるのは日本人だけじゃナイ!」とか、一人突っ込みのネタには困りません。
 んでまぁ、この手のバイク。メーカーや車種が違っても、形はみ?んな同じです。
 ぶっちゃけ、ステッカー剥がしたら素人には区別が付きません。
 いわゆる「カブタイプ」で、
・クラッチレバー無し(自動遠心クラッチ?)&フットブレーキ
・しっかりとしたステップ付き
・小さめのレッグシールド
・前後ビルドインウインカー
・前にもナンバープレートが付くので前カゴ無し
 バイク屋の店先を見ると、一応スクータータイプも売っているみたいなんですが、走っているのはほとんど見ません。
 これが「カブタイプの大径タイヤによる走破性」「二人乗り時の安定性」「左手がフリーになる利便性」等々、実用的な理由によるものなのか、はたまた単に「流行」なのかはわかりませんでした。
 意外に「だってこれが一番格好良いじゃん」ってあたりが正解なのかもしれません。
 意外といえば、綺麗に磨かれたバイクが多いのにはびっくりしました。
 もちろん年季の入った「をいをい、これで公道走るのか?」ってサビサビバイクも走ってますが、殆んどはちゃんと手入れがされている様子。
 日本製は1台10?15万円程する高級品なので、大切に扱われているのかもしれませんね。
 当然、改造車なんてありません。
 レッグシールドを外したり、ウィンカーの色を変えたりして個性を出している(?)のを少し見かけた程度です。
 排気系とかに手を入れているバイクは皆無、「大きな音だなぁ…」と思っても、実はマフラーに穴が開いているだけみたいでした。
 走ってる台数が多いだけに、バイク関連のお店も多数。
 繁華街へ行くと、「バイク屋」「バイク修理屋」「バイクレンタル屋」「バイクパーツ(ヘルメット)屋」だけがずらり並んでいる通りがあったりします。
 「こんなに同じような店が並んでいて儲かるのか?」と思う程ですが、まぁ儲かるから営業してるんでしょうね。
 さて、んじゃそんなバイク達がどんな風に走ってるのか?ってのは、次回「ソフト編」ででも(笑)
※ちなみに画像が無いのにはちょいと訳があってですねぇ…
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