五番目のイイネ

2年ほど前に「ネットリテラシーに花束を」なんてのを書いたんですけどね。
 
 
 「イイネ」ってのがあるじゃないですか。
 SNS見て「良いね」って思ったらボタン押す系の奴。
 
 mixiにもTwitterやYoutubeにも同系のがあって、本家はFacebook。
 まぁFacebookは俺はやってないんでよく知らないんですけど。
 
201609052
※これはイネ 【基本】
 
 
 イイネされると嬉しいものです。
 
 文章にせよ画像にせよ動画にせよ、何か発信してるってのは皆に見て貰いたいからな訳で、それに「良い」って反応があると嬉ぶのは当然のこと。
 これが次の創作意欲にも繋がるわけです。
 
 反面、あまりこれにこだわってしまうと問題も出ます。
 
 「これが評判良かった、ならこれはどうだ!」「こっちならもっとウケるに違いない!」
 
 イイネが欲しくてどんどんエスカレートしてしまう。
 いつの間にかネットマナーやリテラシーから逸脱してしまう。
 
 Youtubeのやりすぎ動画とか犯罪自慢BLOG炎上なんてのは社会現象としても取り上げられてますね。
 
 なので意識すべきは「イイネをもらっても調子には乗らん!」
 さて、で、これを踏まえてなんですが。
 
 
 良いとは思わなかった人ってどうすると思います?
 
 
 以前冗談で「イイネがあるならワルイネもあっていいよね」なんて話がありましたが、そんなの作っても押す人はいません。
 誰もわざわざ「これは悪い!」なんて指摘して嫌われたくないです。煩さ方だと思われたくないです。
 
 わざわざ「悪い!」って指摘してくるのは、真に自分の心配をしてくれてる友人か、本当に腹に据えかねた人か、なんでもいいから文句つけて騒ぎたい困った輩くらい。
 
 他の人はアクションなんて起こしません。黙って見ているだけです。
 そして度が過ぎてると思えばそっと去っていくだけです。
 
 これね、発信してる側からすると怖いです。
 だって、皆の意見を聞いてそのとおりにしていたつもりなのに、いつの間にかその「皆」が消えちゃうんですから。
 
 以前、この辺りの話を友人としていて「ラーメン屋と同じだなー」と言われてなるほどって思いました。
 常連と称する連中の意見だけでどんどん味を変えていって、結果的に客が激減しちゃったりとかですね。
 
 もちろんこれも発信側の考え次第ではあります。
 「俺は俺の道を行く」「仲間内で盛り上がれればOK」「普通の奴には判ってもらえなくて結構!」
 自分で好き勝手できるのがSNSの面白さな訳で、その好き勝手が「自分の思うとおり」「常連の意見だけで」作るとなっていてもいいでしょう。
 
 でも最初に書いたように、基本「皆に見て貰いたいから何かを発信している」はずなんですよね。
 
 
 もし「より大勢の人に見てもらいたい」という意欲があるのなら、「イイネ」にこだわらないと共に、「反応が無かった人はどう感じたのか・感じているのか」についても思いを巡らす必要があると思います。
 まぁ「じゃぁ具体的にどうやって?」とか聞ちゃうと、「私も知りたいです!」と答えるしかないんですけれど。
 
#例によってほぼ自戒……orz
 
 
 
 
◆↓「バイクカスタム・整備」と「ツーリング」に参加中↓◆
にほんブログ村 バイクブログ バイク カスタム・整備へ

コメント

  1. mono より:

    オナミお疲れ様でした。
    いろいろ話を聞かせていただきましたけども、やはり20年ブログを続けられてるAk!rAさんのお言葉には重みを感じました。
    SNS中心のネット社会の怖さ、改めて考えさせられましたm(_ _)m

  2. Ak!rA より:

    monoさん:
     いえいえ大変失礼しました。まぁ酒の席ということでご容赦下さい。
     幹事役、大変かと思いますが頑張ってくださいね。