永劫

 サイトに書いたセローのエンジン修理の時。
 「壊れてるギア以外はどこまで交換(をお願い)しようかなー」と考えていて思ったんですけどね。
 
 「バイクの寿命はどれくらいなんですか?」とか聞かれたりするじゃないですか。
 で、「部品交換すればいつまでも!」とかしたり顔で答えたりするじゃないですか。
 
 これ、正解ではあるんですが難しいのも事実です。
 
 きちんと直すことにより得られるメリットと、修理にかかる費用が天秤に乗っかります。
 メリットには実際的な事柄に加え、愛着とか思い入れとかオーナーの精神面もプラスされますが、年月が経つうち修理費用側も確実に大きくなっていきます。
 
 結果、いつかは費用側に傾く時がくるんですよね。
 
 ここが事実上の「寿命」なんじゃないかと思います。
 あ、セローはまだ手放しませんよ(笑)
 
 あと別の話ではありますが「部品交換を繰り返したバイクは元のバイクのままなのか?」というのがあります。
 
 チェーンとかハンドルとかを交換してるなんてうちは関係なしとして、エンジン壊れたから載せ換えてフレーム曲がったから書類換えて。さて、これは「修理」と言えるんだろうか?前と同じバイクなんだろうか?と。
 
 これは修理だけでなくカスタマイズでもありえるかもしれません。
 
 特にマニアなオーナー(もしくはファン)だと、どこまでのカスタムならその車両として認められるか?なんてのに一家言あるのかも。
 
 まぁ俺はGSX1100SにGSF1200の油冷エンジン載せてもGSF1200の車体にGSX1100Sのカウル被せても、作った人が「これはカタナだ!」というならカタナなんだと思いますけれどね。
 
 修理にせよカスタムにせよ、どこまでやるか、どうやるべきかがオーナー次第なのは変わりなし。
 自分のバイクを自分の費用で(そして合法な範囲で)弄る分には「そのやり方(方向性)は間違ってる!」なんて言われる筋合いはないはずです。
 
 それにホラ、人間だってそれほど長くない期間で細胞入れ替わってるわけですからね。(哲学的)
 
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